【じゃむおじさんの闘病記】
★じゃむおじさんの闘病記 (3) 1998/5
朝食後しばらくして、初めての顔の看護婦さんが来る。
お湯の入った洗面器と剃刀を持って・・・肩の回りの体毛剃りますねと、
言う。うら若い女性の前で、上半身裸になる。年甲斐もなく気恥ずかし
いですね。泡立てブラシで身体に石鹸を塗る時は妙な感覚でした。(苦笑)
背中、右肩、腕、胸と毛を剃られました。剃りながら今日の予定を
看護婦さんが説明してくれる、この後ナースセンターの前にある体重計、
身長計で体重、身長測定、そして入浴・・今日はそれで終わりだそうです。
食事は、今日の(27日)夕食で終わり、夜9時以降は断食、
断飲だそうです。(^^;
10時、入院患者の回診です。私の番が来ました、今日は病院長でした。
高山さんは、明日 午後、担当医 黒田先生の手刀で手術ですね、カルテを
見ながら話す。手術は簡単です、頑張って下さい・・・。肩を触る訳でもなく、
聴診器当てるわけでもなく、その一言で終わりでした。
昼食後、看護婦さんではありませんが、若い介護の女性がお風呂は入
れますよと知らせてくれました。(一緒に入ってはくれませんでした。
(アタリマエ!)洗面道具を持ってお風呂場へ、綺麗な風呂です。
手術後は当分入れないので身体の隅々まで入念に洗う、身体洗いなが
らこの右肩 明日はメスで切られる親から貰った身体、傷を付ける・・・
胸がジーンとします。(;_;)
風呂あがり、いつもなら"ビール"!と言うと冷たいビールが出るのですが
今日は出ませんね。(笑) 午後は検温と血圧測定のみで終わる。
隣のベットの鬼沢さん、痛みで唸っています。苦しそう・・・私も明日の夜は
痛いんでしょうね、9時消灯です。
寝ようと思うが明日手術、そしてその後の事が頭をよぎりなかなか
眠れませんそれに鬼沢さん相当痛いらしく、何度も看護婦さん呼んで
いました。これでは眠れません、看護婦が眠れなければ睡眠薬出します
と言っていたのでナースコールで看護婦さん呼び眠剤を貰い飲む。
薬飲み暫くすると眠くなる。明日はいよいよ手術・・・お・や・す・み。
昨夜は睡眠薬を飲んで寝たので、よく眠れました。
今日、いよいよ手術です。6時の検温後、歯を磨き、顔を洗いさっぱり
する。病室に戻りベットの上でテレビを観ていると眠くなる。少しの間、
まどろむ。アナウンスがあり朝食です、私は食べられません・・・(=_=;。
看護婦さんが、気の毒ですが高山さんの朝食有りません。分かって
いても隣で美味しそうに食べているのを見ると、生唾が出てしまいます。
皆さんが食べ終えたので、私は十字帯を付け手術着に着替える。
しばらくすると、看護婦さんが点滴を持ってくる。肩の手術なので足に
針を打つ腕より痛いですね、針を替えず何本も打つので針が太いせ
いもあるみたいです。ベットに寝ながら二本目の点滴を打ち始めた所で、
妻が来ました。何か、かみさんの顔見たらほっとしました。
昼飯の時間のようです、同室の人 美味しそうに食べています。
手術午後3時からと、看護婦さん伝えてくれました。後2時間半ですね。
点滴3本目です、点滴のせいでしょうか?トイレ近いです・・緊張の
せいかも?妻に尿瓶を持ってきて貰う、ベットの上で用を足すのはなか
なか出来ませんね。昨日、看護婦さんに言われ練習はしましたが(苦笑)。
ベットで用を済ませ待つこと2時間、3人の看護婦さんが来てさぁ行きま
すよ・・いよいよです。
ベットごと3階の手術室へ・・・妻が頑張ってねと一言
言ってくれる。
手術室へ入って行くとひんやり寒いです冷房が効いています、ベットから
手術台に移ると術着を脱がされました。十字帯一枚です・・
身体の上に無影燈があります、光々と輝いています。麻酔医が、
ではこれから麻酔をかけます・・・うなずくと、マスクを口に掛けられ
何か口元にスースー来ます、足の点滴から麻酔を注入後に
山さーん!判りますか・・と肩をたたかれました、わかっているのは
そこまで気が付くと 病室に戻っていました。
麻酔かけますよと言われてから、起こされるまでの時間が空白です・・(^^;
時間は約1時間半、麻酔私には良く効いたみたいです。
意識は戻りましたが、頭がボーとしていて痛いです。手術した右腕も
ズキズキ痛みます。
その痛みの中でまた眠ったみたいです。麻酔が切れたせいか痛みが
強いです痛みと体中が熱くそれで目が覚める。それに喉がやたら乾き、
水が飲みたいです。妻に水と言うと、まだ飲んでは駄目と看護婦さんが
言っていたそうで飲ませてくれません、(^^; 体が熱いと言うと電気毛布
で暖めていると言われる。ナースコールを押して貰い看護婦を呼ぶ、
"どうしました?"暑いですと訴える。看護婦さん跳んでくる、電気毛布を
外して貰い汗を拭いて貰う。
右肩の痛みも強いいですが、同じ姿勢で寝ているので腰が耐えられ
ないくらい痛いです。看護婦さんに言うと座薬の鎮痛剤を入れてくれま
した、しばらくすると痛みも和らぎまた眠くなる。妻が、今夜は帰るねと言う。
時間聞くと8時過ぎ・・今夜は腰と切った右肩痛いでしょうが頑張ってね
言い帰っていく。
鼻孔に差し込まれた酸素吸入の管がうっとうしいです、それにち*ち*に
差し込まれた管も・・・(@_@;,。 おしっこ出そうで出ない?出ないようで出て
いるような、おかしな感覚です。