★ 蕎麦打ちを始めたきっかけ

昨年の冬場に「うどんすき」にはまり有名店を食べ歩いたり、自宅でも・・・。年が明け相変わらずうどんすき。
自宅でやる時にはスパー等で麺を購入していましたがどうせならうどんも自分でと思いうどんも打つ様に
なりました。しかし、うどんは熟成させる時間と体力がいります。今年の春先「うどん粉」を買いにスパーへ。
うどん粉の銘柄を見ていると、うどん粉の置いてある隣に「おびなた石挽蕎麦粉」と書いた蕎麦粉がありました。
うどんも良いけど蕎麦は打ってすぐ食べられる・・・(^o^)。単純な動機でその蕎麦粉もうどん粉と一緒に買い
初めての蕎麦打ちにチャレンジです。

NETで蕎麦打ちのデータを集め早速、蕎麦粉8割うどん粉2割。いわゆる二八蕎麦です。この初めての蕎麦打ちが
思ったよりに簡単美味しくできました。捏ね鉢はうどんすき用の鍋を代用し伸し棒はホームセンターで29φ90cmの
棒を298円で買って使いました。伸し台はテーブルの上で直接打ちです。蕎麦粉とうどん粉を100円均一買って
来た30メッシュの篩でふるい、水を入れ適当に・・・(^^)ゞ。簡単に直ぐ食べられる。今思えば蕎麦打ち職人の方に
怒られる様な不純な動機でした。しかし、蕎麦打ちをやり始め何度か打っているうち、最初の様に上手く
出来なくなりました。打ち終え茹でると短く切れボソボソした食感で美味しくない。どうすれば美味しい蕎麦が打て
るか本やネットを読みあさりました。蕎麦粉、水、捏ね方等々。それに道具・・・。先ずはちゃんとした道具を買おうと思い
GWの前半に三郷にある大手のホームセンターで初心者用?の蕎麦打ち道具のセットを買いました。あと、蕎麦粉の
良し悪しで蕎麦が決まるというのでNETで検索。先ずは千葉・銚子の「古川製粉所」から既につなぎ粉(うどん粉)が
2割入った粉を取り寄せました。新しい道具と蕎麦粉で早速気合いを入れ打ちましたがやはり上手く打てません(^^;。

やればやるほど上手く出来ず、じゃむ魂に火が付きました。NETで全国の製粉所調べていると、初心者が打っても
必ずつながる蕎麦粉・・・信州諏訪の製粉会社の宣伝文句。お試しセットは二八の蕎麦粉と打ち粉で限定一回限り
1.000円。早速注文です。届いた蕎麦粉で早速打ちました。宣伝文句は嘘ではなく長い蕎麦が打てました。打った蕎麦も
風味、コシがあり美味しいです。その製粉会社は「高山製粉」と言い私の名字と同じです。これも何かの縁。早速HPの
通販から蕎麦粉の注文。沢山の種類がある中で注文した銘柄は「八ヶ岳」です。八ヶ岳1kgとつなぎ粉500g、
打ち粉500gを頼みました。蕎麦、上手く打てると面白くなり毎日の様に打つ様になり蕎麦粉が直ぐに無くなります。
高山製粉のHPへ粉を注文の為、何度か行く様になり、HPのリンクの中に「かないまる」と言うサイトがありました。

音響に関するサイトですがサイト運用者、かないまるさんの趣味のサブページに蕎麦打ちの事が記載されていました。
かないまるさんは蕎麦の風味を楽しむなら二八蕎麦ではなく生粉打ち(10割蕎麦)の方が良いと言っておられます。
しかし、二八でも難しい蕎麦打ち・・・素人の私にとって10割蕎麦を打つなんて事はまだまだ先話と思いつつ先を
読むと二八より打ちやすい・・・兎に角、私のレシピ通りに打てば打てますと書いてあります。音響技術のエキスパート
が考案したレシピは科学的な物で加水を数字的に管理する物です。蕎麦粉の加水率、例えば50%ならば200gの
蕎麦粉に対し水100g。その100gの水を80%80g、10%10g、7%7g、3%3gと4回に分け1、2回目は分散加水。3、4回は
くくり加水すると言う方法です。そして蕎麦の水練りに使う水も硬度が低い軟水が良いと書いてあります。
今までアルカリイオン水のミネラルウォーターなどを使いました。調べると硬度59と高く蕎麦打ちには向いていません。
硬度の低い水もあちこち探しました。現在は硬度22の富士川源流の天然水を使っています。その水を使い
だまされたと思い「八ヶ岳」で生粉打ち試しました。そうしたら見事に打てました。その後は高山製粉の上級者用の
蕎麦粉「白樺」を取り寄せ何度か打ってようやく10割生粉打ちに自信が出て来ました。

蕎麦打ちを始め2ヶ月位した時に高山製粉で新発売された蕎麦粉「霧ヶ峰」の10割蕎麦の蕎麦打ち講習会があると
知り早速応募。諏訪散策を兼ね泊まりで講習会へ参加。この講習会でさらに蕎麦打ちにのめり込みました。蕎麦が
上手く打てる様になると今度は良い道具が欲しくなり、先ずは蕎麦包丁を浅草・合羽橋の「鍔屋包丁店」で尺一(33cm)の
蕎麦切り包丁を購入。NETの通販で小間板28cm(桐、桜材)を買いました。その後、やはり桜材の麺棒(伸棒)30×
900も購入。伸板も600×600の物にホームセンターで買ってきたシナ合板5.5×900×900の板を750×750に
切断し貼り付け大きくしました。これで800g8人前一度に打てます。まぁ500g5人前が私には適当な
大きさでしょうか。そんな訳で最近は週に3回は蕎麦を打ち食べています。妻には、また〜ぁ!と言われます(苦笑)。
でも、蕎麦打ちが上達したのも打った蕎麦を食べてくれ評価をしてくれる妻がいるお陰で感謝しています。

終わりに・・・

これからも蕎麦打ちの趣味、勉強し技術向上と美味しさの探求をし
蕎麦の様に細く長く続けていきたいと思います。


● 戻る