「富士山」3776m (1999/8)



 梅雨明け後の約2週間は天気良かったでが、お盆に入って
天気あまり良くありません。各局如何お過ごしでしょうか?。
私、じゃむおじさんはXと長年の夢<?>日本一の山「富士山」へ8月12日~13日
と1泊で行ってきました。東京地方は天気良くありませんでしたが天気にも恵ま
れ初めての登山で「ご来光」も見られ良かったです。

 朝5時前に目が覚める。起きる時間気にしていたので目覚ましが鳴る前に起
きる。Xを起こし身支度をして5時45分自宅を出る。北松戸駅前のコンビニ
で朝食用の「サンドウィッチ」昼食用の「おにぎり」他に飲み物を購入。

 秋葉原駅に7時過ぎに到着、途中上野駅で山の手線外回りで人身事故(自殺?)
に遭遇若干遅れましたが集合時間前には着けました。集合場所の秋葉原駅前に
ある元市場跡の駐車場、各社のツアー添乗員が声を出しています。JTBの
「富士山登頂体験」はすぐに分かりました。バスはまだ来ていないようです、
受付を済ませ暫く待つとバスが到着、入口の座席表に従い椅子に座る。
秋葉原出発の予定は7時30分、出発まで後5分です・・・約9割揃いましたが
先程のJR山の手線の事故で何人かの人が影響を受け10分か15分遅れると添乗
員さんの説明です。

「富士山」登山は私も佳子さんも初体験、期待と不安で少し緊張気味・・・(^^;。
15分遅れで出発、車中で添乗員の「稲葉さん」自己紹介、諸注意、登山の説明。
観光バスは富*急系の「御*場観光バス」ガイドさんは若く美人<?>です。

 盆休みの早朝、首都高は空いていますが中央高速がすでに渋滞だそうです。
バスの運転手がこのまま中央高速だと時間に間に合わないので、変更して
東名高速で行った方が良いとの事、変更して東名高速へ。

 3車線の東名高速、車の量は多いですが比較的流れています。途中事故渋滞
ありましたが何とか12時過ぎには富士5合目に到着しました。スバルライン
はシーズン中マイカー規制されていました。(8月6日から8月17日まで)

 JTB指定の「5合目レストハウス」で着替え、昼食等用事を済ませ集合場所
へ、山岳ガイド紹介、ガイドからの諸注意を受け2時20分、5合目を出発天気
は曇り、雲が出て富士山からみる景観はありません。(^^; しかし日差しがない
方が登山するには楽です。山岳ガイドの「近藤さん」が先頭、最後尾は添乗員の
稲葉さんです。この八合目までのルートで各自の能力を判断するみたいです。
8合目から先の登山の出発時間決めるようです。途中休憩を取りながら8合目に
ある今夜の宿<?>(宿と言えるかどうかの<?>です)「東洋館」を目指す。

 約3時間30分で「東洋館」に到着く、たびれました。(@_@;,
着いたとたん汗くさい布団、枕に寝かせられました。シングルの布団に大人4人
寝れる状態ではありません・・・(>_<)。寝る練習と言いながら山小屋の若いお兄さ
ん次々我々を詰め込む・・・(^^; 練習が終わると夕食です、メニューはハンバーグ
ライスです。(多分冷凍品だと思います)夕食を食べながら、添乗員、ガイドから
明日の予定を聞く。ここからの出発時間は11時30分、今6時食事終えすぐ仮
眠すれば5時間以上は仮眠出来ますのでとにかく寝ましょう。

 取りあえず全員ここまで来ましたが、ここに来るので限界と感じた方は食事後
ガイドか添乗員まで「止める」と言って下さい。この八合目から上は今まで以上
大変で厳しいです、それに夜間寒さも加わり途中リタイアして他の山小屋に泊ま
ると別料金で5000円取られます。自信のない方は無理せず言ってきて下さい。
行けないとめげずここが自分の頂上と良い方に考えましょう。話を聞いていて本
当にそうだと思いました。我々は今のところ余裕でしたが。

 説明を聞き終え、朝食用の「おにぎり」受け取り各自ベットへ顔も洗えず、
歯も磨けません。ペットボトルの水でタオルを濡らし顔を拭き、うがいをして
ベットへ。妻がぶつぶつ文句を言っています、ホテルや旅館でないのだからとな
だめる。仮眠時間は約5時間程ありましたがすし詰め状態のベッド、(ベッドと
言えるかどうか<?>ですが)上の段は・・・人息で蒸し風呂状態暑くて仮眠も出来ま
せん、殆ど人が愚痴言っています。私は耐えきれず外へ空気を吸いに出る。

 外の冷気が心地よいです、しかし直に寒くなります。(^^; ベッドに戻らず
廊下に寝る、何人かすでに寝ています。足、腕が伸ばせここのが良さそうです。
横になるとひんやり廊下の冷たさを感じます、それに人の話し声でなかなか眠れ
ませんがウトウトしたなと思ったら、お客さんスイマセンと言いながら山小屋の
お兄さんが個人客案内して奥のベットへ、目が覚めてしまう。夜11時我々の
グループ起こされる。支度をしてトイレへ混んでいます・・・(^^;それにとにかく
臭いです、鼻と目にツーンくる刺激臭・・・(^^;。

 ガイドさんからまた細かい指示、案内があり11時40分「東洋館」出発
結局44人参加で頂上まで行く人は私達含め35人、朝バスの中では4割から
5割の人が頂上に行けないと稲葉さん言っていました今のところ9人リタイヤで
す。天気は晴れ、満天の星が見えます。ガイドさんの話で10秒おき位に「流れ
星」が見えますよ・・・しかし慣れない私達は岩場の足元に目が行き見る余裕があり
ません。休憩の時に何回か流れ星が見られました。(^_^)

 出発の時は寒かったですが歩き出し、しばらくすると暑くなりました。
今夜の天気は登山にはうってつけ、風もなく暖か・・添乗員の稲葉さん言っていま
す。途中所々の山小屋で小休止、息を整える。その時飲む水が美味しいです。
ちなみに水の値段は上に行くほど高いです。5合目で500mlのペッボトルが
200円前後、6合目で400円、8合目で600円、頂上で確か800円でした。
下界のコンビニで100円前後物が800円・・・高いか安いか行った人でなければ
分からないと思います。(私達は500mlを2人合わせ4本です)トイレは1回100円の
心付けでした。   

 ガイドさんがあそこに見える明かりが、本8合目ですと指を指して教えてくれ
ました。すぐ近くに見えますが、なかなか着きません。とにかく混んでいて5.6歩、
歩くと止まります。まるで首都高速の渋滞状態です。本8合目の「富士山ホテル」
(山小屋)ここで山小屋に入り休憩、ここでまた2人リタイヤ33名になりました。
ここから先は頂上に行くしかないとガイドさん言っています。気持ち引き締め
直す。10分ほど休んだ後出発、ここからルート変更、登山道から下山道へ、
登山道混んでいるので4時半までに頂上行けないといけないので
山道を登るそうです。確かに登山道、岩場で混んでいるのが下からよく分かり
ます。少しきついですがゆっくり登れば大丈夫ですと・・・登山道より空いています。
足場は「ガレ場」で歩きやすいですが勾配が強く、酸素も薄いせいか心臓バクバ
ク物です。(^^;

 5分から10分位でこまめに小休止、その度携帯酸素を吸う音があちこちできこえ
ます。酸素がうすい証拠ですね・・・携帯酸素私達も持ってきましたが、今のところ
大丈夫です。Xはタフですね感心します、普段歩いているせいですね。
最後の折り返しの所で小休止、ここから頂上まで後7~8分とガイドさん説明
後一踏ん張りです。ここで私とX携帯酸素取り出し使用する、気持ち楽になる。

 頂上には4時15分到着・・・やりました!「富士山」初登頂!
辺りは薄明るくなった来ました、今日の「ご来光」時間4時49分少し雲ありま
すが雲海の下からお日様が!頂上に居る人達、拍手や合掌しています。
ご来光拝んだ後、頂上に5件あるお土産屋のうち「東京屋」とJTB指定の
店に行き休憩、私は「ホットミルク」、佳子さんは「お汁粉」高いのは山
だけではなくお値段も高ぁ~いです。ミルクと言っても牛乳ではなくスキムミル
クを溶かし砂糖を混ぜた物ビニールカップに半分くらい・・・これで400円!
お汁粉はちなみに600円でした。それぞれの味はごNGでした。

 下山は5時半、点呼を取りガイドさん先頭で下り始める。下りるときも
大勢の人で渋滞、ガイドさんの説明で下りの方が辛いですと言っていましたが
本当ですね、心臓などには負担かかりませんが足、腰しに来ます。(苦笑)
最初のうちは調子良かったんですが段々ペース落ちてきました。途中の須走り口
の分岐からガイドさんは登山をリタイヤした人達を迎えに離れ、添乗員さんが先
頭に先になる。稲葉さんが私より先に行きたい人は行って良いとの事、何人か若
い人達行きました。私達は休み休みのんびり下山、足場は下に下りれば下りるほ
ど悪いです。浮いた石に足取られ転倒している人多いです。

 他のグループの中年女性足首骨折していました。後で聞いた話では下の方
だったので馬で5合目まで運んでもらったようです。
5合目のレストハウスに到着時間は9時丁度、登山者名簿にチェックを入れ
他を見るとまだ3分の1しか下りてきていません10時集合なのでレストハウス
でのんびりする。下りるのに3時間30分、登るのに約7時間30分、4時間違
います、それだけ登るの大変なんでしょうね・・私は下りの方がきつかったですが。

 10時、5合目を出発中山温泉「紅富士の湯」へ12時30まで温泉、食事
12時45分東京に向け帰路に就く高速空いていて新宿2時半、最終秋葉原に
3時10分頃到着、松戸の自宅にに4時過ぎに無事到着でした。
事故もなく「富士山」行って来られました、Xは二度と行きたくないと
行っています。「富士山」は遠くから見る方が良いと・・・本音ですね。(苦笑)
ともかく楽しく?苦しい登山行でした。(歩行計での全行程歩行数38984歩)


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